Tokyo Girls talk

Event report 女子中高生向け女子大学生との座談会
開催レポート

「女子中高生向け女子大学生との座談会」を開催しました!

イベント概要

2025年8月16日(土)、東京都生活文化局主催の「女子中高生向け女子大学生との座談会」を東京ウィメンズプラザにて開催しました。当日は中高生や保護者、大学生を含め、総勢140名以上が参加しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

プログラムは、著名人を招いた「トークショー」、女子大学生による「パネルディスカッション」、さらに女子中高生が進路や受験、文理選択に関する悩みを現役の女子大学(院)生に相談できる「座談会」で構成しました。また、今回は女子中高生の保護者を対象に「保護者向け座談会」も同時に開催しました。

トークショーではスペシャルゲストとして俳優・モデルの香音さんが、芸能活動と学業の両立や進路選択について語り、パネルディスカッションでは4名の現役女子大学生が、それぞれの経験を振り返りながら進路選択の背景や、今だからこそ話せる思いを率直に共有しました。最後の座談会は、現役女子大学(院)生が各中高生の少人数グループに加わり、進路や受験の悩みに真摯に耳を傾け、交流を深めました。

一方、保護者向け座談会は、保護者自身が抱えている無意識の思い込みに気づいてもらうことを目的に、個人ワークや参加者との意見交換を通じて、子どもの将来の選択肢をどのように広げていくかについて考えました。

イベント概要

トークショー

登壇者:香音氏
トークショー

トークショーでは、香音さんが芸能活動を続けながら大学進学を選択した経緯や将来の目標について率直に語りました。

子どもの頃の夢や芸能活動を始めたきっかけ、大学進学を決めた理由、学部選択の経緯やその際の悩み、学生時代を振り返って当時の自分に伝えたいこと等、多岐にわたるお話をしてくださいました。
特に、進路の選び方、将来を決める上での考え方など、常にポジティブに向き合う香音さんの姿勢は、多くの参加者の心を動かしました。

トークショー

最後に香音さんは「焦らなくて大丈夫。自分を信じて、自信をもって明るい未来をつくってほしい。周囲の意見も大切ですが、何より自分の気持ちを大切に頑張ってください!」と、中高生へ力強いエールを送りました。

トークショーのアーカイブ動画は公式ホームページより視聴できますので、是非ご覧ください!

女子大学生による
パネルディスカッション

登壇者:女子大学生4名
もえさん(芸術学部)・かわはるさん(学芸学部)・きょぴさん(文学部)・あやかさん(工学部)

パネルディスカッションでは、冒頭に「アンコンシャス・バイアス」に関する動画を視聴し、無意識の思い込みについて考えました。

その後、学部の異なる4名の現役女子大学生が登壇し、それぞれの進路選択のエピソードや中高生時代の経験を語りました。高校3年生で志望校を大きく変更した学生や、一度文系学部に入学後、再受験して理系学部に進学した学生など、多様な経験を持つ大学生が登壇しました。また、今回は「アンコンシャス・バイアス」のテーマに沿って、進路選択の際に無意識に思い込んでいたことや、自分自身や周囲の意見によって選択肢を狭めてしまっていたと感じたことについてもお話しいただきました。

大学受験も経験し、中高生にとって身近な存在である彼女たちだからこそ伝えられる話やメッセージは、多くの参加者にとって励みとなりました。最後に4名それぞれの学生から「思い込みに縛られず自分らしい未来を描いてほしい」と中高生にメッセージを届けていただきました。

女子大学(院)生によるパネルディスカッション
女子大学(院)生によるパネルディスカッション
女子大学(院)生によるパネルディスカッション

女子大学生との座談会

最後のプログラムである座談会では、中高生が4〜5名程度の少人数グループに分かれ、各グループ1,2名加わった大学生がローテーションで席を移動しながら、全体で約1時間にわたり交流しました。

前半は「好きなこと」をテーマとした簡単な個人ワークを実施し、大学生が中高生に質問を投げかけながら進行しました。大学生のファシリテーションの下、中高生は「なんでそれを好きになったの?」、「どんなところが好きなの?」等、大学生の質問から自分の好きなことを掘り下げ、将来の進路に紐づけて考える時間となりました。

後半は、女子中高生から大学生への質問タイムとし、進路選択や受験勉強法、大学生活、留学など多岐にわたるテーマで会話が弾みました。特に進路の選び方についての質問が多く上がり、大学・学部を決めた時の考え方や進路選択のためにしておくべきこと等、リアルなお話を聞けたとの声が上がりました。
終了時間ぎりぎりまで質問が絶えず、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。

女子大学生との座談会
女子大学生との座談会
女子大学生との座談会

全体満足度96%!

終了後のアンケートでは、
中高生からさまざまな感想が寄せられました。

  • 文理選択に囚われてどっちにしようか結構迷っていたけど、文理だけじゃなくて自分のやりたいこととかをちゃんとみてその道に進むのがベストかなって思いました。
  • 進路選択についての、新しい意見や考え方が聞けて、進路決定をする際に役立てたいと思いました。
  • 留学などは自分には勿体無いなどと思わずに自分が楽しかったりやってみたいことを優先して挑戦すると、良い結果が見えてくるということがわかり、漠然とした不安が少しクリアになったと思う。
  • 色んな分野を学んでいる人のそれぞれの人生や進路を聞けて、道は一つじゃないし視野を広くしようと思えた。
  • とても楽しく、良かったです。前向きな気持ちになれました。
  • 大学生の方とお話することがあまりないので、とてもいい時間になりました。

(原文ママ)

保護者向け座談会

講師:今井陽子氏
女子大学(院)生によるパネルディスカッション

保護者向け座談会では、講師の今井氏にご登壇いただき、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)をテーマに、子どもの進路選択についてワーク等も実施しながら考えました。

冒頭では時代の変化に伴い、価値観やキャリア意識も変わってきているとのお話が講師からありました。先行きが不透明で将来の予測が困難なVUCAの時代と言われる中で、子どもが将来の進路を考えるにあたり、保護者自身が抱えるアンコンシャス・バイアスの影響や子どもとの関わり方について考えていきました。

女子大学(院)生によるパネルディスカッション

座談会の中では個人ワークやグループディスカッションも行い、意見交換をすることで新たな視点の気づきに繋がりました。
参加者からは、「時代の変化に合わせて、自分自身の考え方もアップデートしていく必要があると感じた。」「自分の思い込みが子どもを苦しめていることもあるかもしれないと思った。」といった声が寄せられました。

〈実施日時〉
2025年8月16日(土)13:30~16:30

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